信州ベンチャーコンテスト2025
アイデア部門グランプリ受賞

→信州ベンチャーコンテストとは?

木曽を、ただ通り過ぎる場所にしたくない。

地域の店・宿・人とつながるための仕組みです。

木曽を歩く旅人が、地域にもう一歩入りやすくなるために。

KISOPASSは、木曽を歩くインバウンド観光客と、地域の店・宿・人との接点をつくる木のパスです。

木曽を観光地らしく作り替えるのではなく、今ある木曽の魅力に、旅人が少し近づけるようにする。

そのための仕組みを、木曽の中で少しずつ形にしています。

木曽には、多くの旅人が来ています。
でも、地域との接点はまだ多くありません。

中山道を歩く外国人旅行者は、木曽の風景や宿場町に強く惹かれています。

彼らが求めているのは、大きな観光施設だけではありません。

山あいの道、古い町並み、小さなお店、手仕事、地元の人との何気ないやりとり。
そうした「木曽らしさ」に触れたいと感じている人が多くいます。

一方で、実際には、旅人と地域の間にはまだ距離があります。

英語が通じるだろうか。
入ってもよい店なのだろうか。
何も買わずに出たら失礼ではないだろうか。
声をかけたいけれど、どう接すればよいのだろうか。

旅人にも、地域側にも、少しずつ迷いがあります。

KISOPASSは、その間にある小さなハードルを下げるための仕組みです。

木曽を大きく変えたいわけではありません。

KISOPASSを始めた理由は、木曽をもっと観光地化したいからではありません。

むしろ、木曽にすでにある静けさや、人との距離感、小さなお店、手仕事、山あいの暮らしを、できるだけそのまま大切にしたいと考えています。

ただ、木曽を歩く旅人は、確かにここに来ています。

中山道を歩き、宿場町を通り、山道を越え、木曽の風景に心を動かしています。
けれど、その多くは、地域の中にもう一歩入るきっかけを持てずに、そのまま通り過ぎていきます。

それは、少しもったいないことです。

旅人が悪いわけでも、地域が閉じているわけでもありません。
ただ、その間に、無理のない接点がまだ少ないのだと思います。

「こんにちは」と言えること。
名前が見えること。
小さなお店に入るきっかけがあること。
地域の人も、少し声をかけやすくなること。

KISOPASSは、そのような接点をつくるための取り組みです。

KISOPASSとは

KISOPASSは、江戸時代の通行手形を現代的に解釈した、木曽檜の木札です。

旅人の名前をカタカナで書き入れ、首から下げて木曽を歩きます。

たとえば、Jennifer なら「ジェニファー」。


自分の名前が日本語で書かれた木札を身につけることで、旅人は少しだけ木曽に入りやすくなります。

木札の背面にはQRコードがあり、外国人旅行者向けのガイドにアクセスできます。

ガイドでは、木曽を歩くうえで役立つ小さなヒントを紹介します。

・こんにちは、と挨拶すること
・軽く会釈すること
・小さなお店に入るときの考え方
・おすすめを聞く言葉
・蕎麦、漆器、宿場町の楽しみ方
・木曽をただ通り過ぎず、少し深く歩くための視点

KISOPASSは、単なる記念品ではありません。

旅人が地域に一歩入りやすくなるための、入口になるものです。

旅人にとっては、地域に入るきっかけになります。

外国人旅行者は、地域に関心があっても、なかなか一歩踏み込めないことがあります。

小さなお店に入ってよいのか。
英語が通じなくても大丈夫なのか。
買わずに出ることは失礼ではないのか。

こうした不安があると、旅人は店の前を通り過ぎてしまいます。

KISOPASSを身につけることで、旅人は自分の名前を見せながら歩くことになります。

地域の人にとっても、その人が木曽に関心を持って歩いている旅人だと分かりやすくなります。

そこから、小さなやりとりが生まれます。

「こんにちは」
「どこから来ましたか」
「おすすめはこれです」
「ありがとう」

特別な体験でなくても、旅人にとっては、そうした一言が旅の記憶になります。

地域にとっても、受け入れのきっかけになります。

外国人旅行者が増えても、地域側がいつも積極的に声をかけられるわけではありません。

英語が得意でなくてもいいのか。

どこまで案内すればよいのか。

観光客向けに何か特別な準備をしなければいけないのか。

受け入れる側にも、少し不安があります。

KISOPASSを身につけた旅人は、木曽に関心を持ち、地域の文化や作法を少し学ぼうとしている人です。

そのことが見えるだけで、地域側も接しやすくなります。

完璧な英語対応は必要ありません。

特別な観光メニューを作る必要もありません。

今あるお店、今ある仕事、今ある暮らしの延長で、旅人との接点を少し増やしていく。

KISOPASSは、地域の人が無理なく旅人と関わるための仕組みでもあります。

メイド・イン木曽

KISOPASSは、外から持ち込む観光サービスではありません。

木曽の木を使い、木曽の中で作り、木曽を歩く旅人と地域をつなぐ。

その流れそのものを、地域の中で形にしていきたいと考えています。

木札には、木曽を代表するヒノキを使用します。しかも、今までただ燃やされるだけだった建物に使った端材や廃材を再利用しています。

木曽町木造住宅推進協議会をはじめ、木曽の木材や木工に関わる方々と連携しながら、KISOPASSの製作を進めています。

また、木札の製作には、地域の福祉事業所「みやまの家」にも協力いただいています。

旅人が身につける小さな木札が、木曽の木から生まれ、木曽の中で手をかけられ、木曽を歩く人と地域をつなぐ。

KISOPASSは、観光だけで完結するものではありません。

木工、福祉、宿、店舗、観光、行政など、地域のさまざまな関わりの中で育てていく取り組みです。

信州ベンチャーコンテスト2025 アイデア部門グランプリ受賞

KISOPASSは、信州ベンチャーコンテスト2025 アイデア部門にてグランプリを受賞しました。

評価されたのは、木札を販売するアイデアだけではありません。

木曽を歩く旅人と地域の接点を生み出し、木曽らしさを大きく変えずに、滞在や交流の可能性を広げていく仕組みとして評価をいただきました。

現在は、木曽地域での実証、宿・店舗・観光関係者との連携、外国人旅行者向けガイドの整備を進めています。

KISOPASSは、まだ完成された仕組みではありません。

木曽を歩く旅人と地域が、より自然につながるための取り組みとして、地域の方々と一緒に形にしていきたいと考えています。

旅人と地域の接点を、木曽の中で一緒につくっていきませんか。

KISOPASSは、木曽の中で少しずつ形にしていく取り組みです。

宿、飲食店、工房、小売店、観光案内所、ガイド、行政、商工会、観光関係者。

それぞれの立場から、無理のない形で関わっていただけます。

たとえば、次のような関わり方があります。

・KISOPASSを旅人に紹介する
・設置や販売に協力する
・宿や店舗で案内する
・小さな立ち寄り先になる
・地域の体験や手仕事を紹介する
・外国人旅行者の受け入れについて一緒に考える
・木曽路全体の広域連携として活用する

大きな準備は必要ありません。

まずは、木曽を歩く旅人と地域の間に、どのような接点をつくれるか。

そこから一緒に考えていければと思います。

木曽らしさを大きく変えずに、旅人との関わりを少し増やしていく。

その仕組みを、木曽の中で一緒に形にしていきませんか。

旅行者向けガイド

木曽を歩いている旅行者向けのガイドは、KISOPASSのQRコードから見ることができます。

KISOPASS Guide
https://app.kisopass.com/

お問い合わせ先

KISOPASS実行委員会
代表 下木 修一郎

お問い合わせ
shimoki@kisopass.com

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