木曽の木から、 旅人と地域の出会いをつくる。

KISOPASSは、旅人の名前をカタカナで書いた、現代の通行手形。

木曽福島駅前の小さな店から、旅人と地域の人との会話が生まれるきっかけをつくります。

名前を持って、木曽を歩く。

江戸時代、中山道を歩く旅人は通行手形を持っていました。

KISOPASSは、その歴史を現代の旅に重ねた小さな木札です。

旅人の名前をカタカナで書き、首から下げて木曽を歩いてもらいます。

名前が見えることで、地域の人が声をかけやすくなる。旅人も店に入り、話しかけるきっかけを持てる。

KISOPASSは、割引のためのパスではありません。

旅人と地域の心理的な距離を近づけるための通行手形です。

KISOPASSができるまで

1.木曽のヒノキを受け取る

KISOPASSに使っているのは、家を建てる際に残った木曽のヒノキです。

小さく不揃いで、節や木目にも違いがあるため、住宅材として活用することが難しかった端材です。

「もったいない。ヒノキだから、いい木だぞ。」

村上工務店の村上会長のこの言葉が、端材の価値に目を向けるきっかけになりました。

KISOPASSでは、節や木目の違いを一枚ごとの個性として生かし、木曽ヒノキの端材を旅の体験という新しい価値に変えています。

そして、木曽木造住宅推進協議会会長である森本建設の森本社長に活動へ共感いただき、ヒノキの端材を提供していただいています。

2.地域の人の手で、木札にする

不揃いなヒノキの端材は、福祉事業所「みやまの家」で一枚ずつ木札へ加工されています。

端材を生かすことが地域の仕事につながり、そこで作られた木札が、旅人と木曽をつないでいきます。

3.旅人の名前を書く

木曽福島駅前のKISOPASSショップで、旅人の名前を聞きます。

名前をカタカナにして、まず和紙に書き、その後、一枚ずつ木札に書き入れます。

同じ名前でも、同じ木目、同じ文字のKISOPASSはありません。

4.KISOPASSを持って木曽を歩く

完成したKISOPASSを首から下げ、木曽の町へ出発します。

名前を呼ばれる。会話が始まる。知らなかった店や場所を紹介してもらう。

一本の木札が、旅人と木曽をつなぐきっかけになります。

木曽福島駅前で始めました

2026年8月、木曽福島駅前にKISOPASSの店を開きました。

ここでは、木札を販売するだけではありません。

旅人の名前を聞き、どこから来たのか、これからどこへ向かうのか、木曽で何に興味があるのかを話します。

その人に合いそうな木曽の店や場所があれば、紹介して送り出します。

KISOPASSショップは、木曽を訪れた旅人が、町や人と出会うための小さな入口です。

観光地を見る旅から、人と出会う旅へ。

中山道と木曽を訪れる旅人の多くは、宿場町や美しい景色を見ながら旅を続けていきます。

けれど、木曽の魅力は、景色や歴史的な建物だけではありません。

ここで暮らす人。働く人。町の日常。昔から続いてきた仕事や文化。

旅人が誰かと言葉を交わすことで、それまで見えていなかった木曽に出会うことがあります。

KISOPASSが目指しているのは、特別に用意された観光だけではなく、旅人と地域の間に自然な会話が生まれることです。

名前から、会話が始まる。

外国から来た旅人の名前を、カタカナで書く。

それだけでも、一つの体験になります。

その名前が書かれたKISOPASSを身につけて町を歩けば、地域の人も旅人の名前を知ることができます。

「こんにちは」

「どこから来たの?」

「この名前は、どう読むの?」

そんな短い言葉から、旅人と地域の会話が始まります。

名前は、国や言葉が違っても、その人自身を表す共通の入口です。

名前を知ると距離が近づく

Jibrilさん|アメリカ

王滝に滞在していたJibrilさんが、オランダ人の友人とKISOPASSショップを訪れてくれました。

名前をカタカナにすると「ジブリル」。

「ジブリ」という響きから『ポニョ』の話になり、店の中に笑顔と会話が生まれました。

完成したKISOPASSを首から下げ、「Cool!」と言いながらJibrilさんは木曽の町へ出発しました。

KISOPASSが大切にしているのは、こうした小さな出会いです。

KISOPASSは、木曽の人たちとつくっています。

KISOPASSは、私たちだけで作っているものではありません。

ヒノキの端材に価値を見つけた人。
活動に共感し、木を提供してくれた人。
不揃いな木を、一枚ずつ木札に加工する人。
旅人を迎え、木曽の店や場所を紹介する人。

さまざまな人の手を通って、一枚のKISOPASSが生まれます。

木曽の木を使い、木曽の人がつくり、木曽を歩く旅人が持つ。

そして旅人が町を歩き、店に入り、食事や買い物をし、人と言葉を交わす。

小さな木札をきっかけに、木曽の木、仕事、福祉、観光、交流が少しずつつながっていきます。

旅人の感動が、地域の誇りにつながる

私たち夫婦は、56歳と60歳で長野県木曽町へ移住しました。

暮らしてみて感じた木曽の魅力は、景色や歴史だけではありませんでした。

ここで暮らし、働いている人たち。受け継がれてきた仕事や文化。そして、木曽の日常そのものです。

地元の人にとっては当たり前のことでも、外から来た旅人にとっては、深く心に残る出会いになることがあります。

旅人に木曽をもっと知ってもらいたい。

そして、旅人の感動が、木曽に暮らす人の誇りにもつながってほしい。

その小さなきっかけとして、KISOPASSを始めました。

木曽福島から、中山道へ。

まずは、木曽福島の小さな店から。

KISOPASSを持った旅人に、木曽の素敵な店や場所、人を紹介していきます。

一つの店で生まれた出会いが、町へ広がる。

町で生まれたつながりが、木曽路全体へ広がる。

通り過ぎる旅から、人と出会う旅へ。

KISOPASSは、その入口になることを目指しています。

受賞・活動

KISOPASSは、信州ベンチャーコンテスト2025のアイデア部門でグランプリを受賞しました。

2026年1月にKISOPASS実行委員会を設立し、同年8月には木曽福島駅前に活動拠点となる店舗を開設しました。

現在は、地域の事業所、店舗、観光関係者の方々と相談しながら、旅人と木曽をつなぐ取り組みを少しずつ育てています。

急に大きく広げるのではなく、地域に無理がないこと、旅人が敬意を持って参加できることを大切にしています。

KISOPASSショップ

木曽福島駅前で、旅人の名前を入れたKISOPASSを作っています。

営業時間
月・水・木・金・日曜日
13:00〜17:00

定休日
火・土曜日

KISOPASS
〒397-0001 長野県木曽郡木曽町福島5398番地23

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お問い合わせ先

KISOPASS実行委員会
代表 下木 修一郎
(シモキシュウイチロウ)

お問い合わせ
shimoki@kisopass.com

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木曽を歩く旅人が最初に知っておくこと

KISOPASSの木札にあるQRコードで、木曽の基本的な歩き方を紹介しています。

KISOPASS Guide
https://app.kisopass.com/